2013/05/22

記事:中部空港の地元利用少ない? 便数影響、余計に交通費も

http://digital.asahi.com/articles/NGY201305140013.html?ref=comkiji_txt_end_kjid_NGY201305140013


中部空港の地元利用少ない? 便数影響、余計に交通費も

 中部圏全体で見ると中部空港愛知県常滑市)の利用率はそれほど高くない――? 中部財界でつくる財団法人「中部圏社会経済研究所」が14日に発表した中部空港利用の国際航空旅客についての調査で、そんな結果が出た。
 調査では国土交通省の統計を基に、地域別の利用空港を分析。関東圏では成田空港利用者が9割超、関西圏では関西空港利用者が同じく9割超となったのに対し、中部9県(愛知、岐阜、三重、静岡、富山、石川、福井、長野、滋賀)在住者で、中部空港を利用した人は観光で65・5%、ビジネスでは59・4%にとどまった。
 東海3県以外では利用者が極端に減ることや、成田や関西に比べて便数が少ないことが理由とみられる。研究所は、中部9県在住者が遠方の空港に行くことで、中部空港を利用した場合に比べて交通費などで年間約76億円が余分にかかっていると試算している。
 また、訪日経験がある中国人630人にアンケートしたところ、中部9県で行ってみたいと答えた人が多かった人気観光地は、白川郷・五箇山世界遺産(56%)、立山黒部アルペンルート(53・2%)、名古屋城(52・5%)、富士山(46・3%)、和倉温泉(44・9%)の順となった。

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