2013/11/11

記事:名古屋への観光客168万人増 12年度3494万人

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20131105/CK2013110502000054.html?ref=rank


名古屋への観光客168万人増 12年度3494万人

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 二〇一二年度に名古屋市内を訪れた観光客数は三千四百九十四万人で、東日本大震災の影響を受けた一一年度に比べ百六十八万人増えたことが、市がま とめた観光客・宿泊客動向調査で分かった。市観光推進室は「〇五年の愛・地球博(愛知万博)をきっかけに、なごやめしの知名度が上がったことも、増加の要 因になっている」と分析している。
 調査によると、観光客数は、東日本大震災が起きた一一年度は訪日外国人の減少などにより二百四万人減った。しかし、震災の影響が軽減された一二年度は、訪日外国人数の持ち直しなどにより、再び増加に転じた。
 今年二月に全国の観光客千人余を対象に実施したインターネットアンケートによると、名古屋の観光資源で最も認知度が高いのは、なごやめしで73%。史跡・遺産(66%)や熱田神宮(55%)を大きく上回った。満足度調査でも、なごやめしが74%と最高だった。
 一方、一二年度に観光客一人が平均して訪れた観光施設は、一・五六カ所と、前年度の一・六五カ所から減少。各施設の入場者数を積算した延べ人数は 五千五百万人で、前年度より三十六万人減った。一一年三月に新規オープンした「リニア・鉄道館」(港区)や、国内最大級のプラネタリウムがある市科学館 (中区)などの人気が落ち着いたことが要因とみられる。
 一二年度の宿泊者数は前年比二十八万人増の六百九十五万人で、うち外国人は六十一万人。国別では台湾、米国、中国の順に多かった。宿泊客が最も多く訪れた観光施設は名古屋城の35%で、熱田神宮(17%)、ミッドランドスクエア(11%)などが続いた。
 観光消費額は一一年度の二千四百六億円から四百億円以上増え、二千八百九十五億円だった。
(中村禎一郎)

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